外側上顆炎

外側上顆炎(がいそくじょうかえん)は、肘の外側に痛みを引き起こす疾患です。特にテニスをする人に多く見られるため、「テニス肘」とも呼ばれていますが、他のスポーツや日常生活の動作でも発症します。

原因

外側上顆炎の主な原因は、手首を伸ばす筋肉(短橈側手根伸筋)が過度に反復使用されることによるものです。繰り返しの動作や過度の負荷が短橈側手根伸筋肉の付着部である外側上顆にストレスを与え、炎症を引き起こします。

症状

外側上顆炎の症状は、肘の外側に痛みが生じ、手首を反らせる、掌を下に向けて物を持ち上げる、タオルを絞るなどの動作で痛みが強くなります。放置すると日常生活に支障をきたすことがあります。

治療法

  • 安静:痛みを引き起こす動作を避ける。
  • アイシング:炎症を抑えるために冷やす。
  • ストレッチとエクササイズ:筋肉の柔軟性を高め、再発を防ぐ。
  • サポーターの使用:肘への負担を軽減するためにサポーターを装着する。

まとめ

外側上顆炎は肘の外側に痛みが出ます。物を持った時や、肘の外側の出っ張た骨を触った時に痛みがある場合は早めの治療がおすすめです。