外反母趾とは?
外反母趾は、足の親指が内側に曲がり、付け根の関節が外側に突出した状態を指します。女性に多く見られ、歩行に支障が出るほどの痛みを伴う事もあります。
X線で第一中足骨と親指の骨の角度を測定して、20度以上の角度がつくものが外反母趾とされています。
本当の原因
ご存じの通り、原因の一つは間違ったサイズの靴を履く事です。
しかし、小さい靴ではなく、大きいサイズの靴を履く事です。窮屈な靴やハイヒールが原因とされる記述をよく見かけますが、これは大きな間違いです。
そもそも、窮屈な靴は履けないのです。大きなサイズの靴を履き、足が前に滑り、細くなったつま先に指先が押し込まれることが最大の要因です。
痛いからという理由で大きな靴を履く事は、症状を悪化させる行為です。
その他に遺伝的な要因も外反母趾を引き起こすとされています。
外反母趾の症状
外反母趾の主な症状は、痛みと関節の変形です。
つま先が狭くなることにより、MTP関節が広がります。これにより、横アーチが低下し開帳足となります。横アーチの低下により、足の裏の横アーチ部分にマメやタコができやすくなります。
外反母趾の治療
治療方法は保存療法と手術療法に分かれます。保存療法では、主に靴とインソールによる治療が行われます。
痛みでお困りの多くの方が間違った靴選びをし、症状を悪化させています。正しい靴選びについては別記事を参照ください。
外反母趾角が40度以上の重症になると、保存療法での改善は難しくなります。
予防方法
外反母趾の予防で一番重要なのは靴選びです。前項で記載した通り、多くの方が間違った靴選びをし、症状を悪化させています。大きい靴は絶対に避けなければなりません。
外反母趾は、適切な予防と治療を行うことで改善することができます。足に合った靴の選び方や生活習慣の改善で、健康な足を保ちましょう。