O脚・X脚(内反膝・外反膝)

O脚・X脚とは?

O脚(内反膝)は、膝が外側に凸の状態で、直立時に両膝の間に隙間ができます。X脚(外反膝)は、膝が内側に凸の状態で、直立時に両膝がくっつき内くるぶしが離れます。

O脚・X脚の説明イラスト

O脚・X脚の原因

O脚・X脚の原因となる最大の要因は、膝から下の足の使い方にあります。足の裏外側に荷重が強い方はO脚になるリスクが高く、反対に内側に荷重の強い方はX脚になるリスクが高くなります。ハイアーチは外側に荷重しやすいためO脚傾向になりやすく、偏平足は内側に荷重しやすいためX脚傾向になりやすくなります。

外反母趾や内反小趾に足趾が使えていない方もO脚・X脚になるリスクが高くなります。その他、家族や血縁者にO脚 X脚の人がいる場合や慢性関節リウマチなどの病気なども高リスクです。

O脚・X脚変形は加齢に伴い進行し、特に女性は閉経後にエストロゲン(女性ホルモン)の分泌が減少する事により血中カルシウム濃度が下がり、それを補うために骨からカルシウムが溶け出してしまい骨密度が下がるため変形しやすくなります。

O脚・X脚のリスク

全身の姿勢に影響を与えるため、膝の変形だけでなく、足関節・股関節の変形や腰痛や肩こりなども引き起こします。

治療

ネット上では「O脚が治る、X脚が治る」などと宣伝を見かけますが、大人のO脚・X脚は基本的には手術以外では元に戻りません。

ただし変形する前の子供のO脚・X脚は足の使い方を変えれば自然と矯正されます。赤ちゃんはO脚が強いことが多く、歩き始めの1歳から2歳くらいまでは特にO脚が目立ちます。通常、2歳を過ぎると自然に矯正され、3歳のころには逆に、少しX脚になるのが普通です。その後、10歳くらいまでに大人と同じようになります。

10歳くらいまでは1~2歳はO脚、3歳くらいから10歳くらいまではX脚の範囲から極端に外れていなければ心配することはありません。

小学校高学年になってもX脚が目立ったり、O脚が目立つような場合は原因を調べる必要がありますが、病的なO脚やX脚でなければ、殆どは靴と足の使い方の問題です。

20歳くらいまでであれば、靴と足の使い方の問題を解消すれば多くは自然と矯正されます。

木野内接骨院では歩行状態の確認・足のサイズ計測を行い足をバランスよく使えるように、靴やインソールを調整します。

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