シンスプリント

シンスプリントの原因と治療

原因「すねの骨に繋がっている骨膜(ひらめ筋などの付着部)への過剰な負担、オーバーユース」
治療「運動量を減らす・アイシング・脚部のストレッチ及び筋トレ・インソール」

シンスプリントの原因と治療方法をネットで検索すると概ねこういった内容が記載されています。
要約すると『痛い時は休んでストレッチでもしてろ』って事ですね。シンスプリントに限らずスポーツ障害全般に言える事ですが、運動を休止すれば殆どの痛みは取れます。しかし、運動を再開した途端に高確率で再発します。

シンスプリントイメージ

では、なぜ再発するのか?私が調べた限りでは明確に書いてある記事やサイトは見つかりませんでした。

しかし、再発してしまう原因は必ずどこかにあります。

再発の主な原因

運動を再開するとすぐ痛くなってしまう方は、足首にある距骨下関節という回内と回外という動きを担う関節の動きに問題がある場合がほとんどです。
問題となる動きはオーバープロネーション(過回内)オーバーサピネーション(過回外)と呼ばれ、痛みの出る場所によって大体は判別できます。

脛の内側が痛い⇒オーバープロネーション(過回内)型
脛の外側が痛い⇒オーバーサピネーション(過回外)型

これらの動きは、スポーツショップなどで販売しているインソールで抑える事が可能ですが、オーバープロネーション・オーバーサピネーションを起こしている足の反対側は逆の動き(左右非対称の動き)をしている場合が多いため、左右対称のインソールを入れたせいで反対側の足が痛くなってしまう事などもあるので注意が必要です。

再発予防に1番大切なこと

オーバープロネーション・オーバーサピネーションは「つま先の向き・歩隔(左右の足の間の幅)・歩き方・走り方など」を総合的に見て判断する必要があるため、ご自身で判断する事はやめましょう。

高価なインソールを入れても、サイズが合っていなかったり、靴を正しく履けていなければ何の効果もないどころか、症状を悪化させることさえあります。
本来、靴には過回内・過回外を抑える機能が備わっています。ご自身の足に合ったサイズの靴を正しく履くことによって、過回外・過回内の動きは抑えられるのです。まずは靴の見直しをしましょう。

もしシンスプリントや他のスポーツ障害でお困りの事があればこちらからお問い合わせください。