種子骨障害

種子骨障害とは?

種子骨障害は、足の親指の付け根にある小さな骨に関連した痛みや炎症です。種子骨は腱の中に含まれた植物の種のような形をした骨です。種子骨は筋肉・腱への圧迫や摩擦を軽減し効率よく動くのを助ける役割を果たしています。

種子骨障害の説明イラスト

種子骨障害の原因

ランニングやジャンプなどの運動で反復してストレスがかかり、種子骨が炎症を起こします。ハイヒールを頻繁に履く方も親指の付け根に荷重が集中するため種子骨障害を起こしやすくなります。また、ハイアーチ(土踏まずが高い)も足底の接地面積が少なく荷重による圧分散能力が減るため、リスクを高める要因となります。

症状

種子骨障害の主な症状は、足の親指の付け根に感じる痛みです。種子骨部を押したり、親指を反らした時に足底の親指の付け根が痛みます。痛みは歩行や運動時に悪化します。さらに症状が進行すると歩くのも困難になります。

治療

痛みがなくなるまでは原則、運動は中止します。痛みが強い時はアイシングも有効です。また、靴の見直しも必須となり、場合によりインソールも使用します。