梨状筋症候群

梨状筋症候群は、梨状筋が坐骨神経を圧迫することで、臀部や下肢のしびれ・痛みが生じる症状の総称です。

梨状筋は、仙骨と大腿骨の大転子を間をつなぎ、主に股関節の外旋・外転に関与します。梨状筋の下を坐骨神経が通過しているため、梨状筋が緊張したり肥大したりすると、坐骨神経が圧迫され痛みやしびれを引き起こします。

梨状筋症候群のイラスト

梨状筋症候群の症状

梨状筋症候群の症状は基本的には臀部の痛み、下肢のしびれや痛みなど坐骨神経痛の症状です。

椎間板ヘルニア脊柱管狭窄症とは異なり、レントゲン検査やMRI検査で異常は認められないのも特徴です。

治療

梨状筋の緊張を緩和するために温熱療法や電気刺激療法・梨状筋のストレッチが有効です。稀に手術が適応となる場合もあるようです。