健康のための正しい靴の選び方
靴は足だけではなく、全身の健康に大きな影響を与えます。適切な靴を正しく履くことで、怪我を予防し、足の痛みや疲れを軽減します。また、姿勢が改善し、運動パフォーマンスも向上します。以下では、正しい靴の選び方について詳しく解説します。
正しい靴選びのポイント
サイズの確認
靴選びの中でもサイズは最も重要な要素です。足の長さだけでなく、幅や甲の高さも考慮する必要があります。しかし、多くの人は自分の正しい足のサイズを把握していません。必ずサイズ計測をして、自分の正しいサイズを知りましょう。
フィット感
靴は足にぴったりとフィットすることが重要です。踵がしっかりと収まり、足の指が自由に動かせるスペースがある靴を選びましょう。しかし、大きすぎる靴は様々な障害を引き起こすため注意が必要です。
足のアーチに合った靴
足のアーチ(偏平足やハイアーチ)に合った靴を選ぶことで、足の負担を軽減することができます。アーチサポートがしっかりしている靴は、長時間の歩行や立ち仕事でも足の疲れを軽減します。アーチに合ったインソールを入れる事で対応することもできます。
クッション性
靴選びにおいてクッション性は、足にかかる衝撃を吸収するために重要です。特に、ランニングシューズやウォーキングシューズなどは、クッション性も考慮する必要があります。
素材と通気性
靴の素材も重要です。天然皮革や合成皮革などの靴はしっかりと足をホールドします。メッシュ素材の靴はホールド力を落ちますが、当たりが柔らかく動きやすくなります。用途によって素材は選びましょう。
履き方の注意点
足のサイズは体の成長や体重の変化によって変わることがあります。定期的に足のサイズを測り直し、常に最新のサイズを把握しておきましょう。
ただし、お子様の靴を買う際に「すぐに大きくなるから」と大きい靴を買う事は厳禁です。大きい靴は足が前に滑りやすく、靴の先に足が入り込むため外反母趾などの変形を助長させます。
靴を履く際は、足を入れたら踵をトントンしてから、紐を締める習慣をつけましょう。また、脱ぐ際には紐を必ず緩める習慣をつけましょう。
外反母趾や内反小趾は、靴の選び方と履き方でかなり予防することができます。
靴は使い続けることで劣化します。ソールの磨耗やクッションのへたりなど、靴の寿命を確認し、適切な時期に買い替えを行いましょう。
正しい靴選びの効果
足の健康を保つ
正しい靴を選ぶことで、足の痛みや変形を防ぐことができます。
姿勢の改善
足にかかる負担を軽減することで、全身の姿勢が改善され、腰痛や肩こりの予防にもつながります。
運動パフォーマンスの向上
適切な靴選びと正しい靴の履き方で、運動時のパフォーマンスが向上します。更に、けがのリスクを減少させます。
まとめ
健康のための正しい靴の選び方は、足の健康だけでなく、全身の健康に直結します。自分の足に合ったサイズやフィット感、クッション性、素材などを考慮して、適切な靴を選びましょう。また、正しい履き方をすることも重要です。これらのポイントを押さえることで、快適な歩行や運動を楽しみ、健康な体を維持することができます。
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