加齢と共に関節の軟骨がすり減り、膝や股関節・腰などが痛くなる方が増えてきます。へバーデン結節・変形性膝関節症や変形性股関節症・腰部脊柱管狭窄症の方によく聞かれるのが「グルコサミンやコンドロイチンのサプリメントを飲んだ方がいいか?」という事です。
答えはNOです。
ありとあらゆる所で目にする「グルコサミン・コンドロイチン」のサプリメント。驚くことに軟骨成分サプリメントに効果は全くありません。
そもそも関節軟骨に再生能力はありません。成長が終わった後は減る一方の消耗品なのです。
サプリメントは体内で分解される
口に入ったグルコサミン(単糖)やコンドロイチン(ムコ多糖)はそのまま吸収されません。単糖という最小単位に分解されて吸収されます。吸収後、再度身体の中で合成されます。美容効果があるなどと宣伝しているヒアルロン酸(ムコ多糖)も同じです。
人間の形をレゴブロックで作ったとすれば、一つ一つのブロックが単糖です。それを目印もつけずに一度バラバラにしてから組み立てたら、次回どこの部分に使われるかはわかりませんよね。
サプリメントを摂取する際は、かかりつけのドクターなどに相談するといいかもしれません。
厚生労働省eJIMのグルコサミン・コンドロイチンに関する記載https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c03/21.html